仏壇の買取相場は?売れる仏具とおすすめ業者3選、供養の注意点も解説

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著者

株式会社 2nd Village
代表取締役 津村 雅之

リユース業界歴は10年以上。 大手出張買取会社にて営業部長を務め、約100名の組織を率いながら業績拡大を牽引。 その後2022年に独立し株式会社2nd Villageを設立し、買取ブランド「総合買取 華丸」を展開。 安心感あるブランド設計と、ウェブ集客を活用し成長企業に育て上げた。その独自の経営哲学と人材育成への情熱は、次世代リユース業界を牽引する存在として注目を集めている。

「実家を整理していたら古い仏壇が…これって売れるもの?」
「仏具がたくさんあるけれど、価値が分からず処分に困っている」

ご自宅にある仏壇や仏具を手放す際、多くの方がその扱いに悩みます。単なる家具とは違うため、「売る」という発想自体がなかったり、罰が当たるのではないかと不安に感じたりする方も少なくありません。

しかし、結論から申し上げますと、適切な手順を踏めば仏壇や仏具は売ることが可能です。そして、中には驚くような価値が眠っているお品物も存在します。

この記事では、不用品の出張買取・遺品整理の専門家である「総合買取 華丸」が、仏壇・仏具が「売れる」理由から、高く売れる仏具の具体的な買取相場、そして手放す前に必ず知っておくべき供養の進め方まで、豊富な買取実績を交えながら徹底的に解説します。

仏壇の買取、実は「仏具」にこそ価値がある?

まず知っておきたいのは、一般的な仏壇本体の買取価格は、残念ながら高額になりにくいということです。中古の仏壇自体の需要が限られるため、数千円程度になるのが現状です。

しかし、諦めるのはまだ早いです。価値がつく可能性のある仏壇や、本当に高価買取が期待できる「仏具」について見ていきましょう。

買取が期待できる仏壇の特徴

  • 美術的価値のある仏壇: 華麗な装飾が施されたものや、黒檀・紫檀などの高級木材(唐木)で作られた仏壇は、工芸品として評価されます。特に海外では日本の仏壇を芸術的なインテリアとして活用するケースが多く、コレクターからの需要があります。
  • 金仏壇: 浄土真宗などで用いられる金仏壇も、工芸品として高く評価される傾向にあります。使われている金箔の純度や量によっては、金そのものの価値が加わり、高値がつく可能性があります。

【ここが重要】高く売れる仏具の種類と買取相場

仏壇の買取において、実は仏壇本体よりも、一緒に納められている「仏具」にこそ高い価値がつくケースは少なくありません。

仏具の種類 買取相場(目安) 高価買取のポイント
おりん 5,000円~300万円以上 18金・銀製、独特の澄んだ音色が特徴の「佐波理(さはり)製」、有名作家の銘入りなど。金の価値が価格を大きく左右します。
仏像 10,000円~数百万円 木彫り、金銅製、仏師の銘、制作年代が古いもの。宗派や様式によっても価値が変わります。
香炉・花立・燭台 3,000円~数万円 銅製、銀製、真鍮製。三具足(みつぐそく)として揃っていると評価が上がります。
念珠(数珠) 数千円~10万円以上 素材が重要。琥珀、象牙、伽羅(きゃら)などの希少素材は高価買取の対象です。
掛け軸 数千円~数万円 宗派の本山からいただいたものや、有名僧侶の書である場合に価値がつきやすいです。
前卓・和讃卓 5,000円~5万円以上 黒檀や紫檀などの唐木、精巧な彫刻が施されたものは工芸品として高く評価されます。

【買取実例】総合買取 華丸が実際に買い取った仏壇・仏具

仏壇・仏具の出張買取 - 総合買取 華丸

「実際にどんなものが売れるの?」という疑問にお答えするため、弊社がお客様から買い取らせていただいたお品物の一部を、査定ポイントと共にご紹介します。

  • 18金製 おりん:買取価格 3,365,700円
    (査定ポイント:金としての素材価値が非常に高く、当日の18金相場を基に金の重さで正確に査定。仏具としての希少性も考慮し、お客様にご納得いただける高価買取となりました。)
  • 須弥壇・厨子など本堂仏具:買取価格 221,000円
    (査定ポイント:寺院で使われていた本格的な仏具。木材の質、彫刻の精巧さ、状態の良さを総合的に評価いたしました。)
  • 日蓮宗 琥珀の念珠:買取価格 143,000円
    (査定ポイント:素材として非常に希少な琥珀が使われており、状態も良好でした。宗派専門のお品物も、専門知識に基づき正しく価値を評価します。)
  • 仏具まとめ:買取価格 104,000円
    (査定ポイント:おりん、香炉、花立など、複数の仏具をまとめてご依頼いただきました。一つひとつでは値段がつきにくいものでも、まとめてお売りいただくことで、しっかりと価値を見出し、お値段をご提示できる場合がございます。)

仏壇・仏具の買取はどこに頼むべき?おすすめ業者3選

仏壇・仏具は専門性が高いため、どこに頼むかで査定額が大きく変わります。ここでは、安心して依頼できるおすすめの買取業者を3社厳選してご紹介します。

1. 総合買取 華丸

特徴 仏具の専門性と遺品整理に対応 / 買取実績が豊富 / 手数料完全無料
買取方法 出張買取
キャンペーン 買取金額30%増額中

「総合買取 華丸」は、仏壇・仏具を含む骨董品や不用品の出張買取を専門とする業者です。最大の強みは、仏具の「素材価値」と「骨董価値」の両面から査定できる高い専門性。上記の実績の通り、18金製のおりんのような貴金属としての価値から、須弥壇のような工芸品としての価値まで、正確に見極めることができます。

また、「遺品整理士」の資格を持つ専門家が在籍しているため、遺品整理の一環で仏壇・仏具を手放すケースにも最適です。閉眼供養のご相談から他のご不用品の整理まで、ご遺族のお気持ちに寄り添い、ワンストップで対応できるのが大きな魅力です。他社で断られたお品物でも、独自の販路を活して買取できる可能性があります。

華丸の仏壇買取サービスはこちら

2. 高く売れるドットコム

特徴 東証プライム上場企業の安心感 / 総合的な不用品買取に対応
買取方法 出張・宅配・店頭
手数料 完全無料

高く売れるドットコムは、東証プライム上場企業が運営する、業界最大級の総合買取サービスです。幅広いジャンルを扱っており、仏壇・仏具だけでなく、家電や家具、楽器などもまとめて査定・買取を依頼できるのがメリット。上場企業ならではの安心感と、マニュアル化された丁寧な対応が期待できます。

高く売れるドットコム 公式サイトへ

3. おいくら

特徴 複数業者へ一括査定が可能 / 優良店のみ加盟で安心
買取方法 加盟店による
手数料 完全無料

「おいくら」は東証プライム上場企業が運営する一括査定プラットフォームです。売りたいものの情報を一度入力するだけで、全国の優良買取店からまとめて査定結果が届きます。「できるだけ多くの業者の査定額を比較して、一番高いところに売りたい」という方に最適です。

おいくら 公式サイトへ

買取・処分の前に必須!「閉眼供養」とは?

仏壇や仏具の処分前に行うべき閉眼供養

仏壇や仏具を買取に出すことをためらう理由のひとつに「罰が当たるのではないか」という不安があるかもしれません。仏壇や仏具は、故人やご先祖様の魂が宿る神聖な場所です。

こうした不安を和らげるために最も大切なのが「閉眼供養(へいがんくよう)」です。これは、仏壇や仏具に宿るとされる魂を抜き、感謝と共に「もの」へ還すための儀式です。一般的に「魂抜き」とも呼ばれます。この供養を行うことで、安心して手放す準備が整い、罪悪感や不安を抱えずに次へ進むことができます。

閉眼供養の方法

閉眼供養は、基本的にお付き合いのあるお寺の住職(菩提寺)に依頼し、読経をしていただきます。これにより仏壇や仏具から魂が抜けるため、買取に出しても罰が当たらないと考えられています。住職を自宅に呼ぶか、お寺に仏壇を持ち込むかは状況に応じて相談しましょう。宗派によって考え方や儀式が異なる場合があるため、まずはお付き合いのあるお寺へ確認するのが一番です。

仏壇・仏具の買取の進め方【3ステップ】

ステップ1:買取業者を選ぶ

まずは、買取業者を選びましょう。仏壇・仏具は専門性が高いため、骨董品や古美術品の知識が豊富な業者を選ぶことが重要です。仏壇は特に重量があるため、業者が自宅まで来てくれる「出張買取」に対応している業者がおすすめです。

ステップ2:見積もりを依頼する

買取業者を決めたら査定額の見積もりを出してもらいます。最近では、写真を送るだけで大まかな査定をしてくれる業者も増えています。複数の業者に査定を依頼し、対応や査定額を比較した上で依頼先を決めるのが良いでしょう。

ステップ3:買取してもらう

見積額に納得がいったら買取を依頼します。出張買取の場合は業者が運搬まで行ってくれるため、特に準備は不要です。

仏壇・仏具の買取における2つの最重要注意点

注意点1:祭祀承継者の許可は取りましたか?(民法第897条)

仏壇や仏具、お墓などは「祭祀財産」とされ、遺産相続とは別に「祭祀承継者(さいししょうけいしゃ)」が受け継ぐものと民法で定められています。祭祀承継者とは、ご先祖様のお祀りを主宰する人のことです。

重要なのは、祭祀財産を処分する権利は、この祭祀承継者にあるという点です。承継者以外の方が独断で仏壇を買取に出すと、親族間のトラブルや法的な問題に発展する可能性があります。必ず祭祀承継者の許可を得てから進めましょう。

※参照:e-Gov法令検索「民法第897条」

注意点2:引き出しの中身は空ですか?

仏壇の引き出しに、現金や貴金属、権利書、遺言書といった大切なものを入れたまま買取に出してしまうケースが後を絶ちません。買取業者は中身の保証ができないため、必ず事前に全ての引き出しや収納スペースを確認し、空にしておきましょう。

まとめ

仏壇や仏具は、多くの方が処分に悩むお品物です。しかし、この記事で見てきたように、適切な知識を持って専門家へ相談すれば、売ることが可能です。特に、ご自身では価値がないと思っていた「仏具」に、思わぬ高値がつくことも少なくありません。

大切なのは、手放すと決めた際に、まず感謝を込めて「閉眼供養」を行い、心の整理をすること。そして、その価値を正しく見極められる、信頼できる買取業者を選ぶことです。

総合買取の華丸は、出張買取を専門としており、仏壇・仏具の買取査定にも対応しております。豊富な買取実績を基に、お客様のお品物の価値を適正に評価させていただきます。他店でお断りされた仏壇や仏具の買取も、諦める前にぜひ一度ご相談ください。遺品整理の一環としてのご依頼も、専門の遺品整理士が丁寧に対応いたします。

→総合買取 華丸の仏壇・仏具買取サービスページはこちら

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