
本棚を整理していると、何十年も前に購入した植物図鑑や動物図鑑、鉱物図鑑が見つかることがあります。「古い図鑑にも価値はあるのか」と処分か売却か迷う方もいるでしょう。
専門分野の資料として現在も利用されるものや、絶版によって入手しにくくなったものは、刊行から年数が経っていても需要があり、買取対象となることがあります。
本記事では、古い図鑑の買取で価値を左右する要素や、植物・動物・鉱物図鑑それぞれの査定ポイントを解説します。
古い図鑑は買取できる?
古い図鑑でも、内容や希少性によっては査定対象になります。まずは刊行年だけで判断せず、どのような図鑑なのかを見てみましょう。
専門性や希少性のある図鑑|査定対象になる場合も
植物や鳥類、昆虫、魚類、鉱物・岩石など、特定分野を詳しく扱った図鑑は一般的な図鑑とは異なる需要があります。
絶版や流通量の少ない図鑑を探している人もいるため、「現在でも必要とする人がいるか」が査定では重要です。
| 図鑑の特徴 | 査定で注目されやすい点 |
|---|---|
| 専門・学術図鑑 | 内容の専門性や資料性 |
| 絶版・流通量が少ない図鑑 | 希少性や中古市場での需要 |
| 複数巻のシリーズ | 全巻揃っているか |
| 一般向け・子ども向け図鑑 | 刊行年や現在の需要、保存状態 |
特定の地域や生物、鉱物だけを詳しく扱った図鑑は、必要とする読者が限られる一方で、代わりになる本が少ないことがあります。こうした専門性の高さも、古い図鑑を査定する際に見られる要素のひとつです。
子ども向け図鑑|評価される部分が異なる
子ども向け図鑑は、新品で揃えると費用がかかるため、中古でできるだけ安く購入したいと考える人もいます。
また、一度購入すると長く使われやすく、人気シリーズや専門性の高い図鑑は子どもだけでなく大人から探されることもあります。
シリーズが全巻揃っているものや、DVD・CD、外箱などの付属品が残っているもの、破れや落書きの少ないものは、より評価につながりやすい傾向があります。
ISBN がない古い図鑑|査定できる場合がある
古い図鑑には ISBN が付いていないものもあります。
専門古書を扱う業者では、タイトルや著者、出版社、刊行年などをもとに査定する場合があります。ISBN がないだけで処分せず、そのまま査定へ出してみましょう。
植物・動物・鉱物図鑑で評価されやすいポイント
図鑑は、扱う分野によって評価される部分が異なります。
分野ごとに見られやすい点を整理すると、次のようになります。
| 種類 | 査定で見られやすい点 |
|---|---|
| 植物図鑑 | 分類の細かさ、著者・監修者、植物画や写真の充実度 |
| 動物図鑑 | 対象となる生物の専門性、収録種、生息地などの情報量 |
| 鉱物図鑑 | 標本写真、産地、結晶や岩石・地質に関する資料性 |
植物・動物・鉱物それぞれの特徴を見ていきましょう。
植物図鑑は分類や図版の充実度がポイント
植物図鑑は、分類の細かさや図版の質が重要です。樹木や高山植物、シダ、コケなど特定分野に絞った図鑑は、研究や観察用として探されることがあります。
著者や監修者、写真・図版の充実度も評価につながることがあります。
- 原色牧野植物大図鑑
- 朝日百科 植物の世界
- 中国高等植物彩色図鑑 など
動物図鑑は専門分野の深さが重要
動物図鑑は、昆虫、魚類、鳥類、貝類など、特定の生物を詳しく扱ったものほど専門性が高まります。
収録種や生息地などが詳しくまとめられた図鑑は、研究者や愛好家向けの資料として需要が見込まれます。
- 世界大博物図鑑
- 原色昆虫大図鑑(新訂版)
- 世界動物大図鑑 など
鉱物図鑑は標本写真や資料性にも注目
鉱物図鑑は、標本写真や産地、結晶の特徴などが詳しく載っているかがポイントです。
鉱物・岩石・地質に関する専門書が残っている場合は、一緒に査定へ出すと蔵書の分野も伝わりやすくなります。
- 原色鉱石図鑑
- 原色鉱物岩石検索図鑑 など
古い図鑑の査定で見られる状態と揃い方
古い図鑑は、保存状態やシリーズの揃い方も査定に関わります。日焼けやシミ、欠巻などがないかを見ておきましょう。
全巻揃っているか
複数巻の図鑑は、全巻揃っている方が再販しやすくなります。
シリーズ物では、同じ版・同じ装丁で揃っているかも見ておきたいところです。途中の巻だけ新版に入れ替わっていたり、別冊だけ欠けていたりすると、セットとしての再販に影響することがあります。
一部が欠けていても査定できる場合はあるため、手元にある巻はまとめて出しましょう。
函やカバー、別冊も一緒に出す
古い図鑑には、函やカバー、索引、別冊などが付属していることがあります。
- 函や外箱
- カバー
- 索引や別冊
- 付録や解説冊子
手元に残っているものは、本体と一緒に査定へ出しましょう。
シミ・カビ・書き込みがある場合
長期保管した図鑑には、日焼けやシミ、カビ、書き込みなどが残っていることがあります。
傷みは査定額に影響しますが、専門性や希少性の高い図鑑なら査定対象になる場合もあります。無理に汚れを落とさず、そのまま査定へ出しましょう。
状態だけで判断せず、内容や希少性とあわせて見てもらうことが大切です。
まとめ|古い図鑑は内容や専門性によって価値が変わる
古い図鑑の買取では、刊行年だけでなく、どの分野を扱っているか、どのような内容が掲載されているかが重要です。
植物・動物・鉱物などの専門性に加え、現在では入手しにくい資料や図版が収録されているもの、希少性の高いものは評価される場合があります。
また、全巻が揃っているか、保存状態が良好かといった点も査定額に影響します。
「古いから売れない」「ISBN がないから価値がない」と自己判断せず、まずは図鑑そのものを見てもらいましょう。
なお、自宅に植物・動物・鉱物以外の自然科学系の図鑑や専門書が残っている場合は、あわせて査定に出してみましょう。
関連する本をまとめて見てもらうことで、図鑑だけでは判断しにくい専門性や希少性についても確認してもらえます。
総合買取の華丸では、図鑑をはじめとした書籍の出張買取に対応しています。大型本や複数巻の図鑑をまとめて整理したい場合も、お気軽にご相談ください。
この記事の監修者
津村 雅之Masayuki Tsumura
株式会社 2nd Village
代表取締役
プロフィール
リユース業界歴は10年以上。大手出張買取会社にて営業部長を務め、約100名の組織を率いながら業績拡大を牽引。その後2022年に独立し株式会社2nd Villageを設立し、買取ブランド「総合買取 華丸」を展開。安心感あるブランド設計と、ウェブ集客を活用し成長企業に育て上げた。その独自の経営哲学と人材育成への情熱は、次世代リユース業界を牽引する存在として注目を集めている。





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