供養が必要?日本人形を売る際に気をつけるべきこと

公開日  更新日
供養が必要?日本人形を売る際に気をつけるべきこと

日本人形は、古くから家庭で大切に飾られ、愛されてきた存在です。しかし、引っ越しや整理のタイミングで手放すことを考える方も多いでしょう。そんなとき、「供養をしてから売るべきなのか?」と悩むことはありませんか?

実は、供養の有無に加えて、売却時に気をつけるべきポイントがいくつかあります。 本記事では、日本人形を売る際の注意点や供養の必要性について詳しく解説します。後悔のない取引をするために、ぜひ参考にしてください。

日本人形を売る際には供養は必要?

日本人形を売る際には供養は必要?

結論から言うと、日本人形を売る際に供養は必要ありません。 人形供養とは、人形のお祓いをしてから処分するまでの一連の流れを指すため、供養に出してしまうと、手元に戻ってくることはほぼありません。 このことから、日本人形を売る際の供養は不要であると考えられているのです。

人形供養とは?

日本人の多くが人形供養をしないで処分すると悪いことが起こると考える傾向にあります。 日本人は昔から人形には魂が宿っていると考えているため、人形を処分することに後ろめたさを感じてしまうことが理由です。 人形供養をすることは、人形への感謝を伝えるとともに、処分することへの罪悪感を和らげる役割があります。

そのため、人形供養をせずに処分をしたからと言って、所有者に不利益なことが生じる可能性は極めて低いと言えるでしょう。

供養ができる人形は?

人形供養に該当するのは次の人形です。

  • ひな人形
  • 五月人形
  • 鎧や兜
  • 抱き人形
  • 市松人形
  • 舞踊人形
  • フランス人形
  • 博多人形など
  • ぬいぐるみ、こけしなどの顔のついたもの
  • 天神さま、羽子板などの顔が描いてあるもの
  • 鯉のぼりなど


  • これら以外のものや、サイズが極端に大きい人形は、人形供養に該当しません。 自分の所有している人形が供養できるかどうかは一度神社や寺に確認してみると良いでしょう。

    日本人形を供養する方法

    日本人形を供養する方法

    日本人形を供養したい場合、主に次の2つの方法があります。 供養を希望する方は以下の方法を参考にして進めましょう。

    前述したように日本人形を供養に出すと、多くの場合が手元に戻ってきませんが、中には供養をした後に人形を返却してくれるところもあります。 そのため返却されるかどうか、供養を依頼する所へ問い合わせてから検討しましょう。

    業者へ委託する

    近年多忙で供養をしに行く暇がないという方のニーズに対応して、人形供養を代行してくれる業者が増えてきました。 そのため、業者へ人形供養を委託するという方法があります。 業者に依頼する場合には宅配便で業者へ人形を送るのみと、非常に簡単です。

    また、最近は買取業者が人形供養をしてくれるところもあります。 ただ、業者へ依頼した場合には人形供養のみをしてもらってからほかの業者へ買取依頼をすることはできません。 業者に依頼した場合には買取あるいは処分までセットで行われるということを理解しておきましょう。 また、業者へ依頼した場合には人形の送料や供養のための費用を請求されるケースもあります。

    自分で持ち込む

    自分で人形供養をしてくれる神社や寺に人形を持ち込んで供養をしてもらう方法です。 この場合には、費用もかかりません。また、神社や寺によっては人形供養後に人形を持ち帰らせてくれるため、人形供養をしてもらってから人形買取を検討している方にはおすすめです。

    しかし、全ての寺や神社で供養後の人形を引き取れるわけではないことを抑えておきましょう。 また、毎日供養をしているわけではなく、人形供養をしてくれる日にちを決めているところも多いため、持ち帰りを希望している場合には人形供養の日程を確認してから行きましょう。

    日本人形を売る際に気を付けるべきこと

    日本人形を売る際に気を付けるべきこと

    日本人形を売る際には供養よりも気を付けておくべきことがいくつかあります。 供養以外に何が必要なのかをチェックしておきましょう。

    人形の入手経路が分かっているか

    近年フリーマーケットで手に入れた偽物の人形や、盗んだ人形が買取に出されるケースも見受けられています。

    そのため、人形買取においては人形の入手経路を明らかにするように求める業者が増えています。贈答品や、個人の持ち物であったとしても人形の入手経路が証明できる資料などを準備しておくとよいでしょう。

    人形の作者は明らかであるか

    人形買取で高値が付くかどうかは人形の作者にも影響します。そのため、作者が分かる資料も準備しておきましょう。

    もしも作者が分からなかったとしても製造された年が分かれば作者を推定することができます。 作者を明らかにすることが難しい場合でも、人形が作られた年代を明らかにしておくことで査定額のアップにつながる可能性があります。

    破損や汚れが無いか

    日本人形を買い取ってもらう時には破損や汚れがないかもチェックしましょう。供養をしているかどうかよりも破損や汚れの有無の方が買取額に大きく影響します。 特に、人形供養をする時には、供養する場所によっては外の地面に置いた状態で供養をする為、その時に汚れてしまう可能性もあります。

    そのため、買取を検討している場合は破損や汚れがないか確認し、必要に応じて修繕を行ってから依頼すると良いでしょう。 修繕を行う際は、専門的な知識を持つ業者に依頼することで安心して買取に出すことができます。

    まとめ

    人形買取まとめ

    人形供養を行っても買取額に大きな影響はなく、供養をしなくても買取は可能です。ただし、供養を行うことで人形が返却されない場合や、他の人形と一緒に供養されることで破損や汚れのリスクが高まることがあります。

    供養をするよりも人形を綺麗にしたり、人形にまつわる資料や付属品をそろえる方が高額買取にもつながるため、そちらを優先するのがおすすめです。

    総合買取の華丸では人形供養されていない人形も買取しています。さまざまな人形を状態問わず買い取らせていただいているため、人形買取をしたいと考えている方はまずは一度ご相談ください。



    総合買取の華丸

    査定買取のお申込み

    お気軽にご相談ください。

    0120-925-710

    無料査定のお申込み