
電子機器の発達に伴い、紙書籍の売り上げは低迷傾向にあります。とはいえ、まだまだ紙の本を愛用している方は多く、本買取の需要もまだまだ高いといえます。今回は、読み終わった本を買い取ってもらいたい方に向けて、高く売れる本買取のコツを詳しく解説します。 紙の本はもう売れないのでは?と考えている方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
本買取で売れる本と相場

本買取では、小説、漫画、専門書が特に人気があると言われています。ここでは、本買取で特に売れる3ジャンルについて解説します。相場も併せて解説するため、本買取の相場を知りたいという方も参考にしてみてください。
小説
小説は文庫本タイプ、ハードカバータイプ問わずに買取市場で人気のあるジャンルであり、買取相場は一般的に定価の0.2%~30%ほどです。金額を決めるポイントは発行されてからの年数です。 発売から数年経過すると0.2%での買取になりますが、発売されたばかりの小説を読んですぐに売れば30%での買取が可能となります。
漫画
漫画は電子書籍が普及した現在でも紙媒体の人気が根強く、近年では海外からの需要も高まっていることから、買取市場においても一定のニーズがあります。
ただし、1冊あたりの定価が安いため、買取相場は1冊あたり10~100円程度と低めに設定されているのが一般的です。
とはいえ、発行されたばかりの新刊や、シリーズ全巻がそろっている場合、あるいはドラマ化・映画化などで注目を集めているタイミングであれば、通常よりも高い査定額がつく傾向があります。売却を検討している場合は、こうしたタイミングを見計らって買取に出すのがおすすめです。
専門書
専門書はジャンルによって相場に差があります。以下の専門書は人気のあるジャンルのため、数千円から数万円で買い取られます。
上記以外の専門書は1000円程度での買い取りが多いですが、書籍数がある程度揃っていたり、最新の専門書だったりすると、買取額が上がり、数万円となることもあります。
雑誌の買取は期待できない
雑誌は新品でも売り上げに苦戦している状況のため、買取が難しいという業者もあります。仮に買い取られたとしても1冊5円~50円程度と低価格にとどまるのが一般的です。業者によっては1冊当たりの厚みや発行された年数の指定をしているところもあります。
また、付録付きの雑誌の場合、付録が欠品していると買取対象外となるケースが多いです。特に週刊誌のように時事ネタが載っていて、発刊頻度の高い雑誌は買取対象外になる可能性が高い点にも注意が必要です。
買取されない本とは?

本は全て買取されるわけではなく、なかには買取を断られるケースもあります。 買取を断られる可能性が高い本は次の通りです。
汚れや破損がある本
表紙やカバーが切れている、ページが破れている、シミがあるなど汚れや破損がある本は買取を断られる可能性が高いです。特に、ページが破れている上に、紛失している場合には本の内容が分からなくなるため読者からのニーズは極めて低く、買取を断られてしまいます。
ほかにも以下のような状態の本は買取対象外になります。
においに関しては悪臭でなく、アロマや線香のにおいであっても買取不可となるケースもあります。においは目で見ても分かりにくいうえに明確な基準が存在しないため、買取業者の主観で決定される傾向にあります。
表紙が無い場合は高確率で買い取られない
ページの一部が切れている、破れているという場合でも需要の高い本の場合は価格は下がるものの買取対象となる場合があります。しかし、表紙が無い場合には、見た目の状態や再販の難しさから、ほとんどのケースで買取不可となる点はおさえておきましょう。
非売品
一般の書店で売られていない本については価格がつけられないため、買取できないことがあります。例えば、企業のパンフレット、小・中学校の教科書、幼稚園や保育園などの卒入園記念品として配られている本は買い取られないことが多いです。ただし、大学の教科書は専門書扱いとして買取対象となります。
定価が著しく低い本
100円ショップで売られている本や無料配布されている本など定価が極端に低い本は、基本的に買取価格がつかないため、買取対象外となるケースがほとんどです。100円ショップの本でもSNSでバズると、フリマアプリでは高額で販売されることもありますが、買取業者においては一時的な人気の高まりによって定価が低い本を高額買取することはほぼありません。
本を高く売るためにはどうすればいい?

なるべく高く本を買い取ってもらうためには、コツをおさえておきましょう。 本買取に出す前に以下のポイントをチェックしてみてください。
汚れや破損がない状態にする
本買取では新品に近い状態で売ることで、高値が付きます。そのため、汚れや破れがなるべくない状態で買取に出しましょう。ほこりをかぶっていたら取り除いたり、鉛筆での書き込みがあったら消したりしてから買取に出すと高額買取が期待できます。
読み終えたらなるべく早く買取に出す
特に小説や漫画は最新刊であるうちに買取に出せると高値が付きやすいです。そのため、読み終えたタイミングでなるべく早く買取に出すことがポイントです。
絶版、初版など価値のある本を買取に出す
絶版や初版などもう手に入らない本については買取市場で高値で買い取られます。特に漫画では、絶版や諸藩にプレミアがついて買取価格が上がる傾向にあります。また、初版や絶版でなくても作者のサインがあるなど価値のある本の場合も高値で買い取ってもらえます。
シリーズなどでまとめて売る
本買取を依頼する時には1冊単位で売るのではなく、数冊あるいはシリーズでまとめて売ることがおすすめです。まとめて売ることで高い金額で買い取られ、1冊当たりの相場が高くなります。
世の中のニーズを把握して買取に出す
これまでご紹介してきたすべての項目に当てはまらない本であっても世の中のニーズを満たしていると高額買取してもらえることがあります。 例えば、投資ブームが起こった際には過去に出版された投資関係の本の買取額に高値が付いた事例もあります。ほかにも、作家が有名になると無名だった時代の小説が高値で買い取られるケースもあります。世の中のニーズをつかみながら買取に出すと、高値になるためおすすめです。
まとめ

小説や専門書は比較的高額買取が期待できるジャンルです。漫画については、単品では買取価格が低くなりがちですが、全巻セットや人気作品、新刊など条件によっては高値がつくこともあります。いずれの場合も、なるべく良い状態で買取に出すことが重要です。
また、本の種類によっては買取対象外となるものもあるため、事前に自分の本が買取可能かどうかを確認しておきましょう。
総合買取の華丸では、出張買取を行っています。軟十冊の本をまとめて売りたいけれど重量があり悩んでいるという方は、総合買取の華丸を活用いただくことで負担を最小限に、本買取が可能です。本買取をしたいけれど重くて運べないとお悩みの方はぜひ総合買取の華丸をご検討下さい。
