
親の家を片付けていると、集めていた市史・町史や学校の記念誌がまとまって出てくることがあります。古い本が多く、非売品でバーコードもないとなると、売れるのか、古紙に出してよいのか迷う方も多いでしょう。
郷土史は発行部数が少なくあとから手に入りにくいため、古い本や非売品でも中古で需要がある分野です。この記事では、郷土史の種類ごとの特徴と査定で見られる点を解説します。運び出せないほど冊数が多いときは、自宅まで査定に来てくれる出張買取が便利です。
郷土史や市史・町史は中古でも需要がある
郷土史は、自治体や学校、地域の会が限られた部数で発行することが多く、一般の書店には並ばないことがほとんどです。古い本や非売品も、地域の歴史を調べる人のあいだで中古で求められているので、種類ごとに見ていきましょう。
県史・市史・町史などの自治体史
県史や市史・町史・村史、集落ごとの歴史をまとめた集落誌は、郷土史の中心になる本です。発行部数が少なく書店では手に入りにくいため、地域の歴史を調べる研究者や先祖の暮らしを知りたい方など、中古で買いたい人も少なくありません。
市町村合併の前に旧町村が発行した町史・村史は、増刷されることが少なく、あとから探すのが難しいため、めずらしさを評価されることもあるでしょう。
学校史や記念誌などの非売品
学校の周年記念誌や同窓会誌、郷土史会の会誌、地域の会社がまとめた社史なども、郷土史として扱われる本です。書店に並ばない非売品や、個人が自費で作った私家版が多いものの、その地域の暮らしや移り変わりがわかる資料として中古で需要があります。
統廃合でなくなった学校の記念誌も、当時の地域の様子を伝える記録のひとつといえるでしょう。
古地図や絵葉書、地域の写真集
本のほかに、地域の古地図や絵図、鳥瞰図(空から見下ろしたように描いた地図)、古い絵葉書、街並みを写した写真集も、郷土の資料として扱われます。昔の地名や道筋、建物の様子がわかるため、中古でも根強い人気があるものです。
とくに戦前の地図や絵葉書には、今とは違う町名や鉄道の姿が残っていることも多く、めずらしさを評価される場合があります。冊子になっていない 1 枚ものでも、地域の資料として見られる点は本と変わりません。
郷土史の査定では巻のそろい方や付属品が見られる
郷土史は何冊かで一組になっているものが多く、1 冊ずつの状態に加えて、巻のそろい方も査定で確かめられます。全巻そろっているか、付属品が残っているか、書き込みや傷みの程度の 3 つを順に確認しておきましょう。
通史編や資料編が全巻そろっているか
郷土史は通史編から資料編まで十数冊に及ぶこともあり、全巻がそろっていると一式として評価されやすい傾向があります。一部の巻が欠けていても、1 冊ずつ地域の資料として読めるため、残っている巻だけで査定に出してみるのもよいでしょう。
家族が一部だけ持ち出していたり、別の部屋の棚に分かれていたりすることもあるので、残りの巻がないか家の中を見ておくと安心です。
函や付図、月報が残っているか
郷土史には、函(本を収めるケース)や付図(折りたたみの地図)、年表、月報(刊行ごとに挟み込まれる小冊子)が付いているものも少なくありません。付属品は発行時の状態を確かめる資料になるため、欠けていると査定額に差が出ます。
函に傷みや汚れがあっても、本と一緒にそろっているほうが望ましいでしょう。
書き込みや蔵書印、シミはどこまで影響する?
郷土史は発行から数十年たった本が多く、小さなシミや日焼けはよく見られるものです。本文が読める程度の書き込みや、前の持ち主の蔵書印・記名、紙のヤケ(黄ばみ)であれば、買取の対象になることがあります。
ただし、カビが広がった本や水濡れで波打った本、虫食いで文章が読めない本は、買取が難しくなることもあるでしょう。
郷土史を売る前にしておきたい準備と出張買取
実家や蔵から出てきた郷土史は、傷んだところを直さず、薄い冊子や紙ものも含めて残しておくことが大切です。冊数が多くて運び出せないときに便利な出張買取についても説明します。
テープや糊で補修せずそのままにしておく
破れたページや外れかけた背表紙をセロハンテープや糊で直すと、年数がたつにつれてテープが変色して跡が残るため、手を加えないほうが安心です。
古い紙は破れやすいので、鉛筆の書き込みも消しゴムで消そうとせず、そのままで査定に出しましょう。本から外れたページや付図は、元の位置に挟んでおけば十分です。ホコリが気になる場合は、乾いた布で軽く払う程度にとどめてください。
薄い冊子や紙ものも古紙に出さず残しておく
片付けでは、薄い記念誌や 1 枚ものの地図、絵葉書が古紙として出されがちですが、数ページの冊子もその土地の出来事を残した記録です。
本の間や函に挟まった付図や月報も、本と一緒に残しておきましょう。売れるかどうか判断がつかないものは、ひとまず段ボール 1 箱にまとめておくと安心です。
蔵や書庫の大量の本は出張買取でまとめて売る
蔵や書庫、実家の本棚に数十冊、数百冊の郷土史があると、箱に詰めて店舗まで運ぶだけでも大きな負担になります。函入りの厚い本が多い郷土史は、段ボール 1 箱分でもかなりの重さです。
自宅まで査定に来てくれる出張買取なら、重い本を運び出さずに済みます。蔵の 2 階や押し入れなど、本が置いてある場所で見せられるため、片付けの手間も少なくなるでしょう。
まとめ
市史・町史や記念誌は、一度古紙に出してしまうと、同じものを探すのは簡単ではありません。古い本や薄い冊子も、処分を決める前に査定に出してみましょう。
総合買取の華丸では、市史・町史をはじめとする郷土史や地域の記念誌の出張査定を行っています。出張料・査定料は無料です。ご実家や蔵に残った本をその場でまとめて拝見するため、重い本を箱に詰めて運び出す手間はかかりません。売却するかどうかは査定額を確認してから決められますので、全巻そろっていない本や傷みのある本も、まずはお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
津村 雅之Masayuki Tsumura
株式会社 2nd Village
代表取締役
プロフィール
リユース業界歴は10年以上。大手出張買取会社にて営業部長を務め、約100名の組織を率いながら業績拡大を牽引。その後2022年に独立し株式会社2nd Villageを設立し、買取ブランド「総合買取 華丸」を展開。安心感あるブランド設計と、ウェブ集客を活用し成長企業に育て上げた。その独自の経営哲学と人材育成への情熱は、次世代リユース業界を牽引する存在として注目を集めている。





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