雛人形の買取相場はどのくらい?高く売るための5つのポイント

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女の子がいる家庭では、2月から3月雛人形を出して毎年の健康を願って成功のお祝いをするでしょう。子どもが成人したり家を離れたりすることがあれば、雛人形も出す機会が徐々に失われていきます。
飾る予定のなくなった雛人形は、場所を取るため処分を検討する方が多いのではないでしょうか。しかし、処分するにはお金も手間もかかります。大切にしてきた雛人形だからこそ、買取業者に頼むことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事では、雛人形の買取相場と、買取価格をなるべく高くするための5つのポイントをご紹介します。自分の手元は離れても大切に扱ってくれる人のところにご縁がつながるように、お手伝いいたします。

雛人形は売れる?

そもそも、雛人形を売れるのかと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本の伝統技術が詰め込まれており、思い入れのある雛人形を簡単に手放しても良いのかと思うかもしれません。しかし、ごみとして処分してしまうよりも、誰かの手に渡る方が良いという考え方もあります。

 

出さなくなった雛人形は収納でスペースをとったり、色褪せやカビが生えたりして人形としての価値が下がりやすいです。しまっておく時間が長いまたはもう出す予定がない場合は、早めに売ることをおすすめします。
立派な雛人形を一式そろえようとすると、非常に値が張ります。また、子どもに触らせるために、あえて中古の雛人形を選ぶ方や、雛人形をコレクションしている方もいます。

雛人形の買取相場

ここからは、雛人形の買取相場を4つにわけて説明します。

  • 有名人形師・作家の雛人形の場合
  • 人気ブランドの場合
  • コラボ雛人形の場合
  • 貴重な素材の雛人形の場合

しかし、本記事で説明する買取相場はあくまでも目安です。また、大量生産された雛人形は、業者によっては買い取ってもらえないこともあります。
雛人形の買取を検討する場合は、ほこりを落としたり、汚れが付かないようにしたり、丁寧に取り扱うことがポイントです。なるべく高く買い取ってもらえるためのコツは、後述します。

有名人形師・作家の雛人形の場合

有名な人形師や知名度の高い作家がかかわったものは、高額な買取金額がつくことがあります。制作者の有名度や技術力などによって希少価値は異なり、50,000円〜100,000円で取引されることが多いです。

有名な人形師・作家は以下の通りです(一例)。

  • 清水久結遊
  • 原孝州
  • 芹川英子
  • 南雲
  • 雛屋次郎左衛門

雛人形の世界では、著名な人形師が手掛けているほどに人形のバランスが良く、美しいとされています。その独自のデザイン性の高さが高い価値を生み出します。

人気ブランドの場合

有名ブランドの雛人形は、30,000円前後の取引が多いです。ブランドの雛人形はロゴが書いてあったり印字されていることが多いため、雛人形を一度しっかりと確認してみるとよいでしょう。

雛人形の人気ブランドは、以下の通りです(一例)。

  • 久月
  • ノリタケ
  • 吉徳大光
  • 真多呂人形
  • ふらここ
  • MAHOROBA

コラボ雛人形の場合

近年、人気キャラクターなどとのコラボレーションタイプの雛人形も販売されています。コラボ雛人形は限定で数が限られていることから、希少価値が高いです。キャラクターなどにもよりますが、5,000円~10,000円の範囲で高価買取してもらえます。また、人形は単体の場合でも比較的好まれる傾向にあります。

以下の雛人形は、コレクターに人気が高いです。

  • リカちゃん人形
  • ミッキーマウス&ミニーマウス
  • ペコちゃん
  • ロイヤルコペンハーゲン
  • ハローキティ

コラボ雛人形の処分を検討している場合は、一度買取業者に相談してみるとよいでしょう。フィギュアやドール買取に力を入れているショップでも、コラボ雛人形は喜ばれます。

貴重な素材の雛人形の場合

今ある雛人形が、どのような素材でできているかじっくり観察してみましょう。雛人形の素材に珊瑚や絹、木彫り素材が使われているとその希少性から骨董品としての価値が高まります。貴重な素材が使われているものである場合は、買取価格は上乗せされます。

雛人形の有名産地

雛人形というと、京都や奈良などの有名な場所を思い浮かべる人は多いです。雛人形の生産地としては埼玉県が日本一です。今持っている雛人形は生産地から高い価格がつくかもしれません。雛人形の有名な生産地について説明します。

埼玉県岩槻市

埼玉県岩槻市では、桐の木が多く植樹されており人形作りに適した環境が整っています。岩槻では昔から農民や武士の人々によって人形作りの技法が継承され、人形の産地として発展していきます。現在では伝統工芸品として指定されており、日本一の生産量を誇っています。

埼玉県鴻巣市

埼玉県鴻巣市は、鴻巣雛(こうのすひな)または鴻巣人形(鴻巣人形)と呼ばれてます。鴻巣の雛人形は400年の歴史があり、職人の伝統技術により生産されます。また鴻巣市はひな人形で飾る日本一高いピラミッドのイベントで有名になりました。

 

鴻巣市で作られる雛人形は赤物製作技術 という昔ながらの技術が使われています。赤物という獅子頭の庶民に愛されてきた人形のおもちゃを作るときに使われる伝統的手法で、ひとつとして同じものはありません。

雛人形を高く売るポイント

雛人形には、高く売れるポイントがあります。全体的に購入した時の状態に近いほうが、高額な買取が見込めます。そのため以下のポイントを売る前に押さえて確認してください。

付属品を揃える

雛人形に関するものは付属品をそろえた状態で買取に出すのが望ましいでしょう。
雛人形には、細かな付属品が多数あります。雛人形には内裏雛の2体のほかにも、三人官女の小物・五人囃子・親王台・ぼんぼり・屏風・まねき・外箱・ない箱・証明書(保証書)などがあげられます。

 

内裏雛だけでも冠や杓、扇子や親王台などがあり毎年飾るときに、大切にしていても壊れてしまうこともあります。こうした付属品から雛人形の詳細が分かることもあります。付属品がなるべくたくさんそろっているほうが、雛人形の買取価格としては高く値段をつけてもらえます。

雛人形をまとめて売る

雛人形は、セットでまとめて売りに出すことで査定を高くしてもらえます。雛人形を買い取る業者は、商材のストックを1度に増やすことができれば、その分査定の手間などが省けるため買取金額に反映してくれるケースが多いです。

雛人形は全体としてのバランスを重んじているところもあり、人形が一体でも欠けてしまうと価値が下がってしまいます。

購入年月日を正確に伝える

雛人形の購入年月日を正確に伝えることも重要です。雛人形に関する詳細情報を集める手間が省けることで、買取金額を高くしてもらえます。正確な時期が分からない場合は、最低限の購入ルートがわかるだけでも違います。

キャンペーンを利用する

キャンペーンを活用すると雛人形を高く買い取ってもらえます。買取業者は定期的に雛人形の買取を特に強化している時期があり、特別に買取金額〇〇%増額してもらえることがあります。
キャンペーンがいつ行われるかという詳細は買取業者のホームページから見たり、LINEでの友達追加によって行えます。インターネットでの申し込みがほとんどですが、苦手な人は、電話で受け付けている業者を利用しましょう。

複数の業者で比較する

雛人形は、住んでいる地域近辺に限らず複数の業者の見積もり価格を比較しましょう。買取金額や買取方法などを比べることで人形の相場を知ることができます。希望の金額に近い業者を見つけることができるのもメリットなので、根気強く行いましょう。

高価買取につなげる雛人形のお手入れ方法

雛人形を買取に出すなら、直前に人形の状態を確認しお手入れをしておきましょう。そのまま査定に出すよりも金額を上乗せしてもらえたりできます。またこれまでの感謝の意を込めてじっくりとお別れをすることができます。

 

お手入れをするときには人形が湿気を含まないように晴れた日にだすことがおすすめです。時期によっては飾って見るのもよいですね。買取に出す前の雛人形のお手入れ方法を説明します。

ほこりを落とす

雛人形は丁寧に保管していても、空気中のほこりがたまっていることがあります。そのため保管箱から出したらほこりを落としてください。人形に触れる際は必ず手袋を着用し、皮脂や汗がつかないよう注意します。

 

ほこりを落とすときには雛人形の付属品の一つである羽根ハタキを使ったり毛先の柔らかい細筆を使うとよいです。髪の毛の部分はとくに絡まりやすいので、しまうときに毛先を軽くとかしてまとめておきます。

雛人形は顔が命です。顔まわりのほこりを丁寧に落としておくと査定でも金額に影響しやすくなるでしょう。

人形を保護する

人形を売る前に和紙や人形用の防虫シートで保護しましょう。傷がつきやすい人形の頭部は柔らかいティッシュでくるむと安心です。
売る前に感謝の気持ちを込めて丁寧に包むと、査定も高額になりやすいです。

丁寧に箱に入れる

雛人形は、収納箱に入れて保管しましょう。細かな付属品は外した状態で、ティッシュにくるんだり箱に入れたり一つ一つ壊れないように丁寧に取り扱います。箱に丁寧に入れることで、細かな傷や人形の状態に気が付くこともできます。

 

毎年飾った後のしまうときにこの作業を惜しまないことで人形の寿命を延ばすことができます。

雛人形の買取依頼方法

雛人形は種類によっては大量の荷物になります。七段飾りなどは人形だけではなく飾りも多いため、業者にもっていくのが大変です。雛人形を買取希望する場合、いくつかの方法があります。売りたい人形や荷物の量に合わせて、買取方法を選んでください。

雛人形を買取依頼方法を説明します。

出張買取

雛人形の人形の数が多い場合は、出張買取がおすすめです。家まで来てもらえるので、無理に重たい荷物を持つ必要がありません。業者によっては査定だけ行えるので、気軽に頼んでみてください。
出張買取とは、買取業者が自宅まで買取に来てくれる買取方法です。お部屋からの搬出作業もスタッフが行ってくれて、多くの場合当日中に査定・支払いが行われます。

 

ついでに、お片付けや引っ越し作業で出てきた不用品もまとめて買い取ってくれる可能性もあります。

「自分で荷物を運ぶことができない人」「片付けや引っ越しでの不用品をまとめて売りたい人」「すぐに現金化してほしい人」などにおすすめです。

店頭買取

雛人形を買い取り業者のカウンターに直接持っていく方法です。店頭買取ははやく査定を済ませることができます。価格もその場で提示され、合意すればその場で買取が終了します。現金をすぐに手に入れたい人におすすめです。

 

店頭買取では、直接買取担当者とのやりとりができるため、商品の状態や価値についてを聞いて価格交渉できる場合もあります。雛人形の状態があまりにも古かったり色褪せなどの経年劣化が見られたりする場合は、買い取ってもらえないこともあります。

宅配買取

宅配買取とは、段ボールなどに梱包して業者に商品を送り買い取ってもらう方法です。忙しいときや買取業者にもっていくための手段がないときにおすすめな方法です。雛人形の種類によっては、段ボールなど荷物が多くなりすぎてしまうのでこの方法を選ぶ人も多いです。

 

多くの買取業者は、送ってもらった荷物を無料で見積もりしています。その後合意が取れれば、買取契約を行い口座にお金が振り込まれます。査定価格に納得がいかない場合、荷物を送り返してもらえます。ただし返送料は、業者によって有料の場合もあるため、査定後の流れを調べて頼むとよいでしょう。

雛人形の処分に困ったら買取を検討するのもおすすめ

雛人形は、中古の状態でも素材や日本の伝統文化としてのクオリティの高さで高値で買い取りが実施されています。不要になって供養や廃棄をするよりも買取業者に依頼する方法がおすすめです。

 

総合買取華丸では、さまざまな日本人形の買取を行っており、雛人形の買取もいたします。古いものや、付属品が足りない、作者や購入時期がわからないといった状態でも、まずはお気軽にお問い合わせください。

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