弾かなくなったピアノは、スペースをとるうえに個人で持ち運べる大きさではなく、どのように処分すれば良いのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ピアノの買い取りに関してご紹介します。買取可能なピアノの種類や、ピアノを売るのにおすすめの時期なども解説しています。
ピアノの買い取りをご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
買取可能なピアノの種類
まずは、買取可能なピアノの種類について解説していきます。
厳密には業者によって異なりますが、以下の4つがメジャーです。
- グランドピアノ
- アップライトピアノ
- 電子ピアノ
- エレクトーン
それぞれ確認してください。
グランドピアノ
グランドピアノは、その迫力ある外観と豪華な響きで知られる高級ピアノです。
特徴は、長い弦と大きな共鳴箱を持ち、そのため豊かな音色と余韻を生み出します。演奏時の鍵盤のタッチも素晴らしく、豊かな表現力を持っています。また、スタイリッシュなデザインや存在感は、部屋のインテリアとしても魅力的です。
しかし、グランドピアノは大きく重たいため、設置スペースや移動の制約があります。
また、価格も高額なため、熟考した上での購入がおすすめです。
アップライトピアノ
アップライトピアノは、一般的な形状のピアノで、立てて設置するタイプのピアノです。
小型ながらも独特の響きと手ごろな価格が魅力です。横に伸びる弦と共鳴箱を持ち、音の響きや豊かさを備えています。また、設置スペースの制約が少なく、移動も比較的容易です。初心者から上級者まで、幅広い演奏者に利用されています。
ただし、サイズが小さいため、グランドピアノに比べると音の鳴りや鍵盤のタッチは劣ることがあります。
それでも、練習用や家庭での演奏には十分な性能を持つピアノです。
電子ピアノ
電子ピアノは、電子サウンドを用いたアコースティックピアノシミュレーション楽器です。
鍵盤を演奏すると、内部のセンサーが反応し、電子的な音が発生します。軽量で移動がしやすく、ヘッドホン端子が備わっているため、静かに練習できるのが特徴です。
また、多くの電子ピアノは、鍵盤やペダルのタッチ感を調節する機能や、多数の音色やエフェクトを備えています。さらに、音量調節や録音機能も搭載しており、自宅での練習や作曲に便利です。
ただし、本物のピアノと比べると、響きやタッチ感には違いがあります。
演奏の目的や環境に応じて、電子ピアノを選ぶことができます。
エレクトーン
エレクトーンは、電子楽器の一種で、鍵盤による演奏を中心としたキーボード楽器です。
多機能性と自動伴奏機能が特徴で、ドラムやベース、コード進行などの音楽要素を内蔵しています。一台でバンドの演奏が可能であり、各種音色やエフェクトも搭載されているのが一般的です。
また、オートプレイ機能により、初心者でも簡単に美しい音楽を奏でることができます。
活動の幅も広く、ライブ演奏からスタジオレコーディングまで多岐にわたります。
一方で、本物の楽器には及ばないという声もありますが、便利さや多機能性を求める場合には優れた選択肢といえるでしょう。
ピアノを売るならこの時期!
ここからは、ピアノを売るのに最適な時期について解説していきます。
おすすめは、以下の期間です。
- 11月中旬から12月
- 異動シーズン
それぞれ見ていきましょう。
11月中旬から12月
11月中旬から12月は、クリスマスや年末年始のシーズンが近づいているため、プレゼントとしての需要が高まります。
多くの人が家族や友人に特別な贈り物を考えるこの時期に、ピアノを贈ることは魅力的な選択肢となります。
また、冬は室内での活動が多くなり、音楽の演奏や練習に時間を割く人も増える時期です。
これにより、ピアノの購入を考える人が増え、販売店やオンラインショップでの需要も高まります。
したがって、11月中旬から12月にかけては、ピアノを売るには非常に有利な時期といえるでしょう。
異動シーズン
異動シーズンは通常、4月や10月などの転勤や引っ越しが多くなる時期を指します。
この時期には多くの家族が転居をすることから、新しい生活環境に合わせてピアノを購入する需要が高まります。
とくに、子どもがピアノを習い始める場合や、新居にピアノを設置したい場合には、異動シーズンが適しているでしょう。
また、転居に伴う不用品の処分や収納スペースの確保のために、所有しているピアノを売却する人も多くなります。
そのため、販売店やオンライン市場では、異動シーズンにおいてピアノの取引が盛んに行われます。
ピアノを売る際の注意点
ここからは、ピアノを売る際の注意点を3つ見ていきましょう。
- 事前に買取相場を調べる
- 査定後のキャンセルの可否を確認する
- ピアノの搬出経路を確認する
それぞれ確認してください。
事前に買取相場を調べる
ピアノを売る際に重要な注意点のひとつが、事前に買取相場を調べることです。
買取相場を調べることで、自分のピアノの適正な価格を把握できます。
インターネットで買取業者のサイトや中古ピアノの相場情報を調べたり、複数の買取業者に見積もりを依頼したりすることが有効です。
また、ピアノの状態や年式、メーカーなども価格に影響する要素なので、できるだけ詳細な情報を提供することも大切です。
買取相場を把握することで、適正価格でピアノを売ることができ、安心して取引を進めることができます。
査定後のキャンセルの可否を確認する
ピアノを売る際には、査定後のキャンセルの可否を確認することも重要です。
買取業者によっては、査定後にキャンセルを受け付けない場合もあります。
そのため、査定前にキャンセルに関するポリシーや条件を確認しましょう。
査定後に思わぬ理由でキャンセルができない場合、後悔やトラブルの原因となります。
とくに高額なピアノの売却では、慎重な判断が求められます。
キャンセルの可否を明確にしておくことで、安心してピアノを売ることができます。
ピアノの搬出経路を確認する
ピアノを売る際、搬出経路を事前に確認することも重要です。
ピアノは大きくて重たいため、通路や階段の幅や角度、障害物の有無を確認する必要があります。
階段の場合、曲がり角や踊り場にピアノが通るかどうかもチェックしましょう。
また、エレベーターを利用する場合も、ピアノが入るかどうかや最大積載制限を確認することが必要です。
搬出経路に制約がある場合は、買取業者に相談し、適切な解決策を見つけましょう。
ピアノを損傷させず円滑に搬出するためにも、事前の搬出経路確認は欠かせません。
ピアノを高く売るために必要なこと
ここからは、ピアノを高く売るために必要なことを解説していきます。
押さえておくべきは以下の2つです。
- 査定前にピアノのメンテナンスをする
- 付属品を揃えておく
それぞれ確認してください。
査定前にピアノのメンテナンスをする
ピアノを高く売るためには、査定前にピアノのメンテナンスをすることが重要です。
定期的な調律や点検、クリーニングが行われているピアノは、状態が良くなり価値が高まります。
とくにキーやペダルの動作、弦やハンマーの状態に注意を払いましょう。
また、ピアノの外見も重要であり、傷や汚れをできるだけ修理し、リペアやリフィニッシュを行うことで美観を向上させることも有効です。
メンテナンスを怠らずに、ピアノを最良の状態に保つことで、査定時に高く売ることができます。
付属品を揃えておく
ピアノを高く売るためには、付属品を揃えておくことが重要です。
一緒に付属するものには、ピアノカバーや譜面台、調律器具、楽譜などがあります。
これらはピアノの機能性や保護、演奏のために欠かせないアイテムです。
査定時に、これらの付属品が揃っているかどうかを確認されます。
付属品がない場合、査定額が下がる可能性があります。
したがって、ピアノを高く売りたい場合は、ピアノ本体と一緒にすべての付属品を整えておくことが大切です。
きちんとした状態での売却を通じて、より良い取引を実現しましょう。
ピアノの売り時のポイント
ピアノの売り時は、ライフスタイルが大きく変化するタイミングです。
引越しや出産、進学・就職といった大きな変化が起きる時期には、ピアノの需要も高まります。
先述した異動シーズンは、ライフスタイルの変化が多いため、やはりピアノの売り時として適しているわけです。
ピアノを売る際には、このような需要の高まるタイミングを狙って、適切な時期を選ぶことが重要です。
当然、楽器を買い換える時も売り時と思って良いでしょう。
ピアノを売るなら11月中旬から12月と異動シーズンがおすすめ
今回は、ピアノを売る時期について解説してきました。
クリスマスや年末年始のシーズンはプレゼントとして、異動シーズンは新しい生活環境に合わせてピアノを購入する需要が高まることから、買い取りにおすすめの時期といえます。
ピアノを売る場合は、事前に買取相場を調べたり、搬出経路を確認しておくことなどがポイントになります。また、査定前にメンテナンスを行ったり、付属品を揃えておいたりすることも重要です。
より高い査定額で買い取ってもらうためにも、余裕をもって準備しておきましょう。
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