古い人形は売れる?人形買取の対象と高値がつく人形の特徴

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古い人形は売れる?人形買取の対象と高値がつく人形の特徴
著者

株式会社 2nd Village
代表取締役 津村 雅之

リユース業界歴は10年以上。 大手出張買取会社にて営業部長を務め、約100名の組織を率いながら業績拡大を牽引。 その後2022年に独立し株式会社2nd Villageを設立し、買取ブランド「総合買取 華丸」を展開。 安心感あるブランド設計と、ウェブ集客を活用し成長企業に育て上げた。その独自の経営哲学と人材育成への情熱は、次世代リユース業界を牽引する存在として注目を集めている。

実家や祖父母の家で見つけた古い人形、飾らないけれど捨てるのももったいないから買取に出そうと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、気になるのが古い人形が買い取られるのかという点だと思います。 本記事では古い人形は買取対象になるのかどうか、高値がつくことはあるのかについて詳しく解説します。 古い人形の処分に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

古い人形は売れる?売れる人形と売れない人形とは

古い人形は売れる?売れる人形と売れない人形とは

結論から言うと古い人形は売れ、人形の種類や状態によっては高価買取の対象になり得ます。 ただし、全ての人形が売れるわけではなく、売れる人形とそうでない人形があります。まずは、売れる人形と売れない人形について解説します。

古いけれど売れる人形

実は古い人形には価値があると判断されて売れるケースが多いです。古いけれど売れる人形とはどのようなものなのか、その特徴をご紹介します。

状態が良い

古い人形が売れるための最大のポイントは何よりも状態が良いことです。汚れが最小限で破損がない、備品がすべてそろっていれば高く評価されやすくなります。ただし、総合買取の華丸のように近年では少しの汚れや修復可能な破損程度であれば買い取ってもらえる場合 もあります。具体的な判断は業者によって異なるため、気になる場合は一度相談してみるとよいでしょう。

入手経路や作者がはっきりしている

入手経路がはっきりしている人形は古くても買取対象となります。 入手経路や作者は人形に記載されている場合もあれば付属品に記載されている場合もあります。入手経路や作者がはっきりしているということは、付属品がそろっている、状態が良いということにもつながるのです。

現存数が少ない

人形そのものがあまり世の中に残っていない、すなわち現存数が少ない場合も古くても買取対象となります。 特に、戦前に作られた人形は戦火によって消失したり、軍需品として利用されたりしたため、現存数が非常に限られています。特に、海外の人形については、第二次世界大戦中に日本が処分をする意向を示したこともあり、日本に残っているものはごく少数とされています。 そのため、日本人形だけでなく海外の人形も古い人形には価値があるとされています。

古くても売れない人形

古い人形の中には価値が認められて高額で買い取られるものもあれば、年代が古いことがかえって理由となり売れないものもあります。古くても売れない人形についてもチェックしておきましょう。

状態が悪い

例えば、人形の首や手足がとれている、顔などの目立つ場所に汚れがある、人形の洋服が破れている、悪臭がする、虫食いがあるなどのケースは古くても買取できません。 古い人形を売る際にはまず人形の状態をチェックしましょう。

誰が作ったかわからない

作者不明の人形は鑑定ができない、すなわち値段がつけられないという理由で買取不可となります。人形の足の裏あるいは背中などに作者名が書いてあるというケースは、鑑定する側が判読できれば買取可能です。しかし付属品に作者名が付属品に作者名が記載されていても、それを紛失してしまった場合には作者を証明できません。そのため、古くて状態が良い人形であっても買取できないことがあります。

盗品の疑いがある

状態が良く、作者も明らかであっても、盗品の疑いがあるものについても買取できません。自身が盗んでいなくても、他の人が盗んだものであると分かった時点で買取不可となります。人形買取を依頼する前に、人形の入手先を明らかにしておくのが大切です。

贋作

贋作(がんさく)とは、制作者や制作年などを偽って作られたもののことで、ほとんどの場合、買い手を欺く目的で作られています。 贋作の売買は刑法246条1項 詐欺罪へ該当し、違法となるため買取不可となります。

古い人形で高値が付くのはこんな人形

古い人形で高値が付くのはこんな人形

買取対象となる古い人形の中でも、買取額が高額になるものもあります。状態がよいこと、入手経路が明確であることは大前提ですが、ほかにも高額買取になる特徴があります。 ここからは、高値が付く傾向にある古い人形について解説します。

江戸時代より前に作られた

前述したように古い人形の多くは戦争によって失われており、現存するだけでも価値があると評価されます。なかでも江戸時代より前に作られたものについては価値が高いとされています。 例えば、日本人形はそのほとんどが江戸時代以前に作られたと推測されており、希少性から高額取引になりやすいです。また、こけしについては戦前に作られたものがもっとも価値の高いものとされています。このように、一概に古ければ古いほど価値が高いというわけではなく、種類や制作年代によって大きく変わる点については注意しておきましょう。

有名作家によってつくられた

有名作家によってつくられた人形は高額買取対象です。人形の種類によって有名な作家は異なりますが、有名作家の作品だと状態が少し悪くても、高額買取となりやすいです。 また、人間国宝に選出された方の作品も古くても高額買取対象です。

よい素材を使っている

人形の材質や洋服によい素材が使われている場合も高額買取対象です。木彫り人形に材質のよい木を使っている、付属品や装飾品に金を使っているというケースは高額買取となりやすいです。また、人形の目には、当時高価だったガラスなどの素材が使われていることがあります。このように、人形が作られた時代には珍しく貴重だった素材を使っている場合も高額買取となります。

1点ものの人形

人形の作り方には型を使うものと全て手作りをするものがあります。 全て手作りで作られている物は職人の個性が出ることもあり、1点ものの人形として高価買取対象となることが多いです。 日本人形のうち、市松人形や御所人形は子どものおままごとのために作られたという経緯から衣装を着ていない状態で販売され、各家庭で着物を作って着せるのが一般的でした。

そのため、衣装を着た状態のものは当時から高価だったとされています。さらに、作家が衣装まで手掛けている場合は、人形本体が型を用いて作られていたとしても1点ものと評価され高額になる傾向にあります。

古い人形を買取に出す時の注意点

古い人形を買取に出す時の注意点

古い人形を買取に出す時には特に次の点に注意しましょう。

なるべく状態をよくして付属品をそろえる

古い品物は状態がよく、付属品があることが最も重要です。また、付属品は人形の価値を証明するものとなりますので全て揃えておきましょう。

汚れや破損を修復しない

古い人形を1円でも高く売るために汚れや破損を修復する方もいますが、素人が行うことで人形の価値を下げる可能性があります。そのため、汚れや破損はそのままの状態で買取に出しましょう。

まとめ

人形買取まとめ

古い人形は価値があるため、買取を考えたら今以上に劣化が進まないようになるべく早く買取に出すことがおすすめです。付属品を全て揃え、ほこりなどの軽い汚れを取り除いた状態で買取に出しましょう。とはいえ、人形買取は専門知識がない業者に買い取りをしてもらうと相場以下の価格で買い取られることもあります。

総合買取の華丸では人形買取の知識を有した鑑定士が査定を担当します。また、少々の汚れや破れなどがある、付属品がないという状態でも買取可能です。 人形買取を検討している方はぜひ一度総合買取の華丸へお気軽にご相談ください。

 

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